ライオンズクラブのモットーは、we Serve(我々は奉仕する)です。

「名前はよく聞くけれど、一体どんな団体なの?」「何だか色々やってるみたいだけど?」そんな疑問に答えるべく、ライオンズクラブについて簡単にご説明します。


★ライオンズクラブとは一体何か?

ライオンズクラブは世界中にクラブを持つ奉仕団体であり、地域のニーズに即した奉仕を目指す活動をしています。

ライオンズクラブの奉仕活動をアクティビティと言います。アクション(活動)をアクティブ(活発)に行うからです。

会員はそれぞれ職業や生活に、懸命に努力している人達です。そうした中で、少しでもお金と労力と時間をさいて、社会のために役立つ奉仕活動を目指すものです。

そして、会員同志の交流、お互いに刺激し合い高めていくこと、他ライオンズクラブとの交流、国際交流、講演会を開くなど、様々なことに力を入れています。


★ライオンズクラブの創立

1913〜米国。当時、若き実業家メルビン・ジョンズは急成長するシカゴにあって、感動と希望を持ってあるビジネスサークルに入会しますが、主張だけ立派で実体はお粗末であったその会(当時、シカゴ中には沢山の同好会や団体、社交クラブがありましたが、いずれも商用取引を有利にするための場であったようです)に失望します。

彼は様々な人々と語り合い、議論し、さらに米国各地のサークルやクラブに彼等の会の目的・会則・活動状況・問題点等のアンケートを取り、また、その足で出向き、彼等と議論を重ね研究しました。情熱を持って取組んだその努力は、3年間におよぶものでした。

1917年6月7日、シカゴ、ラサールホテルにジョンズの呼び掛けにより27クラブとそれを代表する20人の男達が集まり、従来のサークルのあり方を反省し、もっと高い理想を持った会を新たに創ることを話し合いました。

1917年10月8日より3日間、テキサス州ダラスでライオンズクラブ第1回大会が開催されました。(現在の世界ライオンズ奉仕デーとしているのは、まさにこの10月8日を記念しての事です)

★名称の由来

名称の由来についてジョンズは「一般的に想像されるライオンのイメージ―勇気、強い力、活動力、誠実という4つの資質のために」選ばれたとしています。

 しかし、「ライオンズ」という名称は創立当時異論もあったようです。それに対し、1919年シカゴでの大会に於いて弁護士ハルステッド・リッターはこう訴えました。

「ライオンズという名称は、我々が掲揚してやまない資質である友愛、親善、個性、石の全てを備える百獣の王の名と同じであるばかりでなく、LIONSの綴りは、Liberty(自由)Intelligence(知性)ONS=Our Nation's Safety の頭文字を組み合わせたものである。知性こそ我々の最高のものである。知性に基づく自由こそ、民主主義の理想である―」

 この名演説の後、ライオンズクラブの名称について異義を唱えるものはいなくなったと言われています。


We Serve ―我々は奉仕する―

ライオンズクラブは We Serve (我々は奉仕する)をモットーに活動しています。

1925年に開催されたライオンズクラブの大会の中で、かのヘレン・ケラー女史「ライオンズよ、暗闇と戦う盲人の戦士たれ」と呼び掛けたのを柱に、眼の不自由な方を助け、眼を守る運動を行っています。

青少年の健全な育成の為にも、薬物乱用防止キャンペーンの実施や、スポーツの助成・支援などを行っています。

その他にも各ライオンズクラブで様々に活動しています。いずれも、その国や街に合った奉仕を行っています。

またいくつかのライオンズクラブが合同で行ったりする大規模な活動もあります。


★日本のライオンズクラブ

戦後、日本にも、かつて太平洋戦争を戦ったフィリピンから、マニラ・ライオンズクラブのスポンサーによって、ライオンズの名のもとに恩讐を越えて1952年3月、東京ライオンズクラブの誕生を皮切りに、横浜、神戸、大阪、京都、名古屋と続いてクラブが誕生しました。

そしてその後も増え、現在も新しいクラブが生まれ、活動の根を着実に地域に下ろしています。


★千葉県のライオンズクラブ(333-C地区)

千葉県(333-C地区)では、1961年に市川ライオンズクラブが結成され、62年に船橋ライオンズクラブ、63年に千葉ライオンズクラブが誕生しました。

我が千葉幕張メッセライオンズクラブは、1991年10月17日結成式を行ない、1992年2月16日国際会長の認証状伝達式を挙行。千葉市内で第7番目のライオンズクラブとして誕生いたしました。

21世紀を迎えた2001年には、120クラブが県下で精力的な活動を行っています。


★もっと身近に感じてください

このように少々おおざっぱに説明させていただきましたが、ライオンズクラブについて、まだまだ疑問が有る方や、もっとライオンズクラブについて深く知りたくなった方、入会などに興味のある方は ライオンズクラブ国際協会 公式サイト(日本語版) を訪ねてみて下さい。


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